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第5章 パチンコの大当たり判定の仕組み
パチンコ雑誌にも掲載されているので、ご存じかとも思いますが
現在のパチンコは、毎回完全確率方式にて大当たり判定を行っています。
言葉は聞いた事があっても、実際どの程度の人が正確に理解出来ているのでしょうか。
コンピュータ関連に詳しい人には理解出来ても、一般の人には内容が分かりにくく、
その解釈の仕方は人それぞれのように見受けられます。
その結果、数々のオカルト情報や各種攻略法等の情報が散乱し、一般パチンコファンを
混乱させ勝ちにくくさせている要因となっています。
これについては、
「第6章.各種攻略法及びオカルト情報の真意」
にて説明します。
■ 毎回完全確率方式とは
どのような状況で打ち出しても、通常時(確変及び権利中除く)においては
常にメーカーの定めた機種確率に一定であると言う考えの元に成り立っています。
確率が1/300の機種であれば、連続する1〜300の数値のカウンタが電源
投入と同時に常に一定の周期にて動作されており、玉がスタートチャッカー
を通過した瞬間の値を取り出します。
仮に7が大当たり確定だとして、取り出した値が7なら大当たり、それ以外の
数値であればハズレと言うように、毎回スタートチャッカーに玉が通過する毎
に、大当たり抽選をプログラム上で行う方式です。
簡単に説明するならば、左図のようなルー
レットが常に一定の速度で回転していると
考えてみれば分かりやすいと思います。
周期(カウンタが1週する時間)は機種によ
り様々ですが、大体0.5〜1秒位と思って
下さい。
詳しい機種ごとの周期を知りたければ、
パチンコ雑誌等をご覧下さい。
CR機の確変時(1/60)では、当たり目が
7以外に4つ(例えば60・120・180・240)
増えて計5つでの抽選を行っています。
■ 絵柄及び各種リーチの発生方法
大当たりカウンタの他に下記のカウンタがあり、それぞれ周期は違いますが
電源投入より大当たりカウンタと平行して動作しており、玉がスタートチャッ
カーを通過した瞬間の値を必要に応じ取り出します。
[当たり絵柄カウンタ]
大当たり確定時のみ、数値を取り出します。
絵柄数*ライン数の合計数にて動作しています。
例えば、絵柄数12で1ライン表示の場合、1から12の数値のカウンタとなります。
[リーチ発生カウンタ]
大当たりカウンタを利用してある場合が一般的です。
リーチ発生確率は1/15程度ですので1/300の機種時、1〜300の大当
たりカウンタ内に20個の乱数が振り分けられます。
当然ながら大当たり値の7も含まれています。
これらの数値を引けば、当たりはずれに関係なくリーチが発生します。
大当たり値7の場合、当たりリーチカウンタの数値を取り出します。
はずれの場合、はずれリーチカウンタの数値を取り出します。
[当たりリーチカウンタ]
大当たり確定時のみ、数値を取り出します。
各種リーチの出現率と、そのリーチの信頼度により振り分けられた合計数に
て動作しています。
例えば、1〜100の数値のカウンタとした場合、ノーマルリーチ(1〜5)、
信頼度20%のスーパーリーチ(6〜35)、信頼度50%のスーパーリーチ
(36〜85)、信頼度100%のスーパーリーチ(86〜100)と言ったような振り
分けになります。
どのようなリーチが発生しても絶対当たりですので、信頼度の低いノーマル
リーチ等は出現率が低く設定されています。
[はずれリーチカウンタ]
はずれ確定で、リーチ発生カウンタにてリーチ発生数値を取り出した場合、
数値を取り出します。
各種リーチの出現率と、そのリーチの信頼度により振り分けられた合計数に
て動作しています。
例えば、1〜100の数値のカウンタとした場合、ノーマルリーチ(1〜70)、
信頼度20%のスーパーリーチ(71〜90)、信頼度50%のスーパーリーチ
(91〜100)、と言ったような振り分けになります。
どのようなリーチが発生しても絶対はずれですので、信頼度の低いノーマル
リーチ等の出現率が高く設定されています。
信頼度100%のスーパーリーチは、このカウンタ内にはありません。
<大当たり抽選プログラムフローチャート>
この抽選方式のポイントは、完全な乱数ではなくカウンタ数値が連続している点です。
これにより、体感機攻略法が可能となったのです。
大当たりの仕組みが理解出来たからといって、勝率が UP するかは全くの別
問題ですが、色々な面でストレスを感じずに楽に打つ事が出来るのではない
でしょうか。
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